2012/05/09

空気の美味しい季節。

何気なく声を掛けていただいたクロッキー会の方たちと、珍しくお茶した。
長い会のようだとは思っていたけれど、
「私が18歳のときに始めて、いま60歳~。」うわぁ、そこまでとは!

「私は昨日搬入で」「○○さんは今日オープニングで来られないって」
「いま△△さんのグループ展京橋でやってるよ」 和気藹々。
油絵だったり、彫刻だったり、分野はいろいろだけど、何か共通するものがある。
作品を作ることが至極普通のことで、自然にやっている人たち。
各々が自然にやっているから、他人に対しても穏やかなオープンマインド。

その中にいると、本当に心が楽。
ここにいていいよと許されている感じ、というか、ね。


そのあと私は、京王プラザホテルの棚町宜弘さんの個展へ。お久しぶりで~す。
幅5メートル40の大作から、小品まで。いつも緻密で綺麗な色遣いの絵を描かれる。
うわぁ、しかし今回の大作、構成もタッチの緩急も柔らかくて渋い色で、いいなぁ。
結構粗い絵の具を流したり、紙を貼り込んだりの技法的な挑戦も、自然に活きて。
凄いな、いいな。私も頑張りたい。

緻密な大作を観ると、自分の中にある無意識の、
(これ位でなければならない=これ位でいいや)という抑制・箍が外れる感じがする。
ああ、もっともっと手を掛けて、たくさんのものを詰め込んでいいんだった。
ことを大げさに構えて、行動する前にビビらなくても、いいんだった。
すごいな、自分はまだ足りないなとも思うんだけど、
むしろ逆に、違う部分で楽になる、狭く囚われていたものから解放される、ような。
観てきて良かった。

やっぱり人と絵に会うと、刺激も優しさも真摯さも貰えて、生き返る気がする。
五月の空気はなんて美味しい。

2012/05/08

いぬじぇすちゃ。

4月まで寒くてコート着てたと思ったら、いきなり初夏になってしまいました。
家族のダウンコート5枚にこたろう(犬)、
こたろうのぬいぐるみのシマウマを一気に洗った。

こたろうはなんだかここ一週間ほど、このシマウマがますます気に入って、
というにはあまりに度が過ぎて、もはや取り憑かれている。
睡眠時間も削ってじわじわ疲れが溜まり、食事もそこそこに切り上げ、
散歩から帰るとすぐに、「シマウマ!!!」RPGにハマる子供か、あんたはっ。
取り上げると匂いで探して、しまってあるクローゼットの前で断固抗議。
ちゅぱちゅぱしゃぶりすぎて、常に濡れている状態で腐って匂いだした~。
これ、本当に体に悪いって。
彼が散歩に行っている隙に洗って、わんこから見えない外に干した。

散歩から帰って、隅から隅まで探す探す。
探してもどうしてもないとなれば、人に頼む。
そこに存在しないものを、「これがない」とジェスチャーで表現するのは難しいよね。

他のおもちゃを足先でちょんちょんとつついて振り返って見せて、
(こういうのみたいなおもちゃなんだけどー。)
そのおもちゃから一歩下がって、ふんがっ。と鼻息。
(だけどこれじゃないやつでー。)
おもちゃが入ってた箱をカリカリ引っ掻いて、
(いつもこれに入ってるやつがー。)
地団駄踏んで!胸をそらしてがうっ。ちょうだいちょうだい!のポーズ。
(ないっ!ないのっ!!出して!!!)

上手く表現するものだなぁ。
感心しつつも、そのまましらんぷりで干して、この中毒が抜けるまで少し隠しとこう。
ようやく心穏やかにこたろうも眠ったり、ゆったり過ごせるようになりました。
他のおもちゃで遊びながら、・・・でもふと思い出して言う。ジェスチャーで。
(僕のしまうま、知らない?ここにあったやつ。)

Sanpo

うーん。困ったね。

2012/04/29

私の断捨離。

昨年の今頃からやってきた断捨離が、だいぶ片付いた。
物も人も、過去も考え方も習慣も、新陳代謝して、
害のあるものを捨てて良い物を取り入れよう。
運動始めた。ダイエット少し気を遣ってる。ジャンクフードやめよう(時々は可)。
かわいらしすぎる服も、ネガティブで恨みがましい人たちも、捨てた。
どうしようもないことへの執着も。分かってほしいと思う気持ちも。

ここ一年ちょい、本をがつがつ読んでます。これが私の新しい肉になる。
物語・寓話・心理学系にアニメに映画。選択基準は「身に覚えがあるハナシ」。
この年齢になって、自分の人生も友人たちの人生もいろいろ見て、
なんだか急に、あちこち思い当たるようになった。
あの物語は、これのことだったのか!!!そういえばあの神話でもこう。
あの映画のあの台詞を、私はあの子から聞いたんだ・・・。

やっと辿り着いた。
子供の頃から読んで来た本と、出会って来た人々の、意味。
自分の性格、行動パターン、本当は何に囚われて、何の役割を演じていたか。
分かってみればそんなにいいもんでもなかったが。
愚かではあったけれど、悪かったわけでもないよ。
仕方なくもあった・・・、と寓話が教えてくれる。
しーっかり間違ったからこそ、分かって、良かった。

まぁ生きてる限り自分も状況も変わって、常に新陳代謝しなくては澱んでいくけど。
とりあえず過去~現在については、見つけた!と思うんだ。
何を捨てて、何を得るべきか。私の人生の断捨離だった。ここ1、2年。

懐かしいお伽噺の意味が、私の中で生き始める。
骨身に沁みて分かるようになったことを描きながら、
ふと物語の別の側面に気付いて、それがまた自分の人生への手掛かりになる。

寓話と現実と絵とを行ったり来たりしながら、描いてます、今は。

Salome_2

「サロメ」 2012年 60号

2012/04/07

身延山の枝垂れ桜。

祖母の分骨を納骨に、身延山に行ってきました。
身延山は樹齢400年の本堂の前の枝垂れ桜が有名ですが、
この間の強風の後、5日からやっと開花し始めたそうで、まだ少し早かった。
土日~来週が見頃かな。

本堂の前以外にも、このあたりは山に自生している桜も枝垂ればっかり。
木の芽どきの山のあちこちに、枝垂れ桜のピンクが、ぽぽぽうっ、と灯ってました。

Minobu_2

祖母も喜んでくれただろう。

一泊して、富士山と忍野八海とアウトレットも見て帰りました。
忍野八海もアウトレットも、犬がいっぱい(というほどでもないが)。

2012/03/13

備える。

昨年から、水や食料の備蓄はだんだん進めていたのだけど、
これは電気と水道が止まった場合の数日間の対策に過ぎなくて。
3.11の映像記録番組を観ていると、自分はどう備えればいいのだろう?
本気で考えようとすると、とてーも難しい。
一口に備え、避難と言っても、あんな災害の中では判断しかねることばかりだ。

津波の心配は・・・うちの市のサイトから見た調査報告によると、
河口から川伝いに波が遡ってきたとしても、大丈夫(堤防が機能した場合)だそう。
しかし液状化はしやすい、川の堤防は壊れるとある。
液状化で堤防が崩れて75パーセントの高さになっても、川の水位よりは高いので、
決壊はしないとあるが・・・その状態で津波が来た場合でも大丈夫だろうか?

うちのあたりの人口密度では車での避難は、まず渋滞で無理。
徒歩で逃げられる範囲内に高台は、・・・ない。
うちの屋上か?もう少し高い近くのマンションに避難できるか?
周辺の住民がみんなそちらに殺到したら人であふれて上がれないかも。
その判断のタイミングは?ラジオで聞く情報で、判断が出来るだろうか?
河口から8キロ。大丈夫だとは思うが・・・。

液状化で消火栓が使えない状況になれば。
一番考えられる、避難しなければならないシナリオは、むしろ火災だろうな。
避難するのに一番広いのは川原だけど・・・津波が来てるかもしれない、
液状化してるかもしれない、避難場所に指定されている学校も、川に近い。
湾岸のコンビナートから、火と燃料が津波に乗って川を遡ったりしないか?
どこに逃げればいいか決めておきましょうなんて、
火事が起こる場所、塀の崩れや液状化で道が塞がれる場所にもよるが。
何パターンかの避難場所への経路とやばそうな塀の有無確認しとこ。

避難せずに済んで水道・電気だけの被害だった場合の生活用の備蓄とは別に、
とにかく動きやすい量の非常持ち出し品と、ベッドの下にゴツい登山靴を準備、
雨具と防寒を兼ねられる服、水とそのまま食べられる食料、薬。
閉じ込められたときのバール?ととと、その前に、家具を固定が先だ!
口座番号メモと主な連絡先住所録と保険証のコピー。
外出時にもペンライトとラジオ。災害伝言ダイヤルの使い方を母に教えておく。
よく行く外出先での判断も数パターン考えなければー。
うおぉ。わがらなひー!考えること、考えても分からないことがいっぱいだー!
こんなんで大丈夫かと思いつつも、少しずつ思いつくことをやろう。
 
 
災害時の、最低限持って逃げるもの、を考えていると、
実はいらないものばかりなのに気付く。物なんて、持っててもしょうがないな。
(あっ、でも水を汲むポリタンク2個買っておこう!)

今、味わってやりたいことをやっておかないと、生きてるうちに生きておかないと。
経験や記憶なら、どこへでも持っていける。

それも、備えなのかもしれない。

«他の事は考えない。

ついついった。

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